現代はストレス社会と言われ、多くの人が強いプレッシャーの中で生活しています。今やうつ病は、現代病の一つとして誰にでも起こり得る病気となっていますが、放置しておくと病状が悪化し深刻な状態になってしまう事がありますので、油断は出来ません。また自分自身で自覚出来ることもあれば、知らない間に病気が進行してしまう事もあります。また、うつ病に似ている症状の精神疾患が他にありますので、自己判断せずに医師の診断が重要です。焦って治療するのではなく、ゆっくりと長期的な治療が必要な場合があるなど初期症状は個人差がありますので、必ずしも同じ症状とは限りません。どのタイミングで専門医を受診するかのポイントは、うつのチェックシートを利用します。インターネットなどでも掲載されているので、気軽に試してみましょう。チェックシートは誰でも利用できるものなので、本人のみならず、家族の症状をチェックしてみる事も出来ます。うつのよくある症状としては、不眠や食欲不振が挙げられます。気持ちが落ち着かずイライラしたり、体がだるく何もやる気がなくなったり、漠然とした不安を感じたりします。うつの症状の代表的な症状ですが、個人差がありますので、チェック項目の中でいくつか当てはまる場合は専門医に診てもらう事をおすすめします。早めの対応が、その後の回復経過に影響します。あまり悪化してしまうと、場合によっては入院治療が必要になったり、長期間の治療が必要になったりします。仕事をしている人などは、受診するタイミングを逃しがちですが、多くの場合で通院治療で回復に向かうので、ためらうことなく受診しましょう。受診前にインターネット上に用意されているうつ病のチェックシートなどを試した場合は、プリントアウトして受診の際に持参するとよいです。うつ病と診断された場合は、医師の指示に従い治療を進めていきます。投薬治療を進めていくのが一般的で、比較的軽い症状の場合はすぐに回復していきますが、うつ病の特徴として再発を繰り返す事が挙げられていますので、再発防止に努める事も大切になります。休職をしてから職場復帰する際には、無理をせず自分のペースを持ちながら生活していくと良いでしょう。精神科医との密接な治療関係を継続していくことで、こころの健康を保ちやすくなります。チェックシートをこころのサインとして上手に活用すると、自分のこころの健康状態を把握しやすくなるでしょう。